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矯正にかかる費用

歯科矯正はお金がかかる?少しでも費用を抑えたい方必見!

歯の矯正が一般的な欧米ほどではありませんが、日本でも審美的な観点から矯正治療を受ける人が増えてきています。しかし、矯正治療は高額なイメージがあるため、二の足を踏んでしまう方も少なくありません。

実際のところ、矯正治療にはどれくらいの費用がかかるのか、相場をご紹介いたします。大人の費用相場と併せて子供の歯科矯正の費用相場もご紹介しますので、ご自分の矯正治療はもちろん、お子さんの歯科矯正を考えている親御さんもぜひ参考にしてみてください。

ワイヤーブラケット矯正をしている女性

歯科矯正にかかる費用

歯科矯正にかかる費用は、子供と大人では全く異なり、治療に使う矯正装置の種類によっても変わります。平均的な歯科矯正の費用相場は、子供で3万~20万円、大人は50万~130万円程度です。このように、子供と大人では費用にかなりの開きがある理由についてご説明します。

子供の費用相場

成長途中の子供は、歯や顎の骨が柔らかく矯正しやすい特徴があります。そのため、永久歯に生え変わる時期のお子様とそれ以前のお子様ではまた相場が異なり、先に紹介した相場は乳歯のお子様が矯正治療を行う場合です。

永久歯に生え変わるタイミングで矯正する場合は、相場で15万~60万円ほどと料金に大きく差が生じますので、矯正を始める時期は歯が完全に生え変わる12~15歳までに行うと費用を安く済ませられるでしょう。もちろん、お子様の症例によって適した矯正開始時期は変わりますので、お子さんの矯正をお考えの方は、まず歯科医院へご相談ください。

大人の費用相場

大人が矯正治療を受ける場合は、かなり高額な費用が必要になります。子供よりも大人の方が費用が高いのは、成長しきってしまった大人は歯や顎骨が硬くなっており、骨格が原因の不正咬合(悪い噛み合わせ)を治療する場合は、抜歯や外科的処置が必要になることが少なくないためです。

しかし矯正治療は、クリニックや使用する装置によっても値段が変動するため、費用を安く抑える工夫をすることは可能です。次に説明する、歯列矯正方法とそれぞれの価格相場を確認してください。

歯列矯正の治療法とその相場

現在、主に行われている歯科矯正の治療方法と、それぞれの相場をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。もちろん、歯科医院や症例によっては行っていない、行えない治療法もありますのでご了承ください。

ワイヤー矯正

多くの人が歯列矯正といえば、このワイヤー矯正を思い浮かべるでしょう。歯に装着したブラケットという装置にワイヤーが通っており、ワイヤーを調整ながら歯の位置を移動させていく治療方法です。費用相場は80万~100万円程度と平均的で、治療期間が比較的短く済むというメリットがあります。

金属製のブラケットを使っていると見た目が気になるという方も多いですが、最近ではホワイトブラケットといわれる目立ちにくい矯正装置を採用している医院もあります。しかし、金属製のものよりも少々費用が高めになり、また全ての歯科医院で採用している訳ではありません。

マウスピース矯正

矯正用のマウスピースをはめようとしてる女性

その名の通り、ブラケットの代わりにマウスピースを装着して生活することで、歯並びを整える治療方法です。患者様ご自身が自由に取り外せるので、食事や歯磨きをいつも通りにできるのがメリットです。また、マウスピースは透明な素材で薄く出来ているので目立ちにくく、人前に出る職業の方からも人気があります。

相場は80万~120万円ですが、歯の移動にあわせて何種類もマウスピースを作る必要があるため、矯正の経過によっては費用がかさむケースもあります。

裏側矯正

ワイヤー矯正は歯の表側にブラケットを装着しますが、裏側矯正は文字通り、歯の裏側にブラケットを装着します。矯正装置が歯の裏側に隠れるので、ぱっと見では矯正治療中であることはほとんどわかりません。特に、働いていると矯正治療中の見た目を気にする方が多いので、マウスピースと併せて人気の治療法です。

しかし、費用は120万~150万円と、ほかの矯正治療と比べるとお高めです。それは、歯の表側よりも裏側の方が複雑な形をしており、目視で矯正装置を装着させにくいという特徴によるものです。

その他の矯正治療

主な矯正治療である3つ以外にも、気になる部分のみにワイヤー矯正を施す方法もあります。例えば、人目につきやすい前歯を2~3本矯正する場合は、大人でも費用を15万~40万円程度に抑えることも可能です。ただし、部分的な矯正は歯の生え方次第で適用できない場合があります。

また、床矯正という、顎を徐々に拡大する治療方法も知られていますが、こちらは子供にしか適用できない処置です。費用は20万~40万円程度で、永久歯に生え変わるタイミングに選択する治療法としては、コストがあまり高くない治療法です。

いずれにしても、気になる方はかかりつけのクリニックに相談してみましょう。自分では気付かなかった歯列の歪みなどが見つかるかもしれません。

保険適用か否か

審美的な観点から行う治療は、保険の適用外となります。そのため、普段の受診よりもずっと費用がかかってしまいますが、歯科医院が自由に料金設定できるので、安い医院を探すことも不可能ではありません。

一方、厚生労働省が認める疾患による咬合異常や、顎変形症、永久歯が生えないことに起因する咬合異常など、特別な症例は保険適用内となる症例もあります。歯科に限らず、保険の適用になるかどうかは「健康維持に必要な治療かどうか」が基準となります。
もし保険適用の歯科矯正を受ける場合は、厚生労働省が定めた施設基準をクリアしているクリニックにかかる必要があります。

医療費控除の対象か

医療費控除も「健康維持に必要な治療かどうか」という基準で、対象かどうかが変わります。そのため、審美目的の矯正治療は医療費控除の対象にはなりませんが、治療中に噛み合わせに問題があると判断された場合は控除の対象になることがあります。

一方、お子様の歯科矯正に関しては、ほぼすべてのケースで医療費控除の対象になります。医療費控除は過去5年にさかのぼって申告することも可能なので、子供の歯科矯正についてはぜひとも手続きしておきましょう。

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